ダラ・アレンの魔法にかかった、完璧なプラダスタイル
つい先日行われたロサンゼルスの「Vanities: A Night for Young Hollywood」にて、女優のハンター・シェーファーが再び完璧なプラダ姿を披露しました。スタイリストを務めるダラ・アレンが彼女に選んだのは、なんと2013年春夏コレクションのジャポニズム風のスカウトスーツ。時代を超越したプラダの真骨頂が光る見事なコーディネートでした。
メゾンへの深い理解がもたらす、唯一無二のファッションセンス
ダラ・アレンは、ファッションを単なる流行ではなく「芸術」として捉え、着る人の個性を最大限に引き出すスタイリングを得意としています。2023年のバニティフェア・オスカーパーティーでシェーファーが着用した、Ludovic de Saint Sernin時代のアン・ドゥムールメステルのフェザーブラレット、ロンドンでの「ハンガー・ゲーム」プレミアで着用したプラダの2009年春夏コレクションのサテンブラ、ベルリンでの同作初上映で着用したダニエル・ローズベリーによるスキャパレリの2023年春夏オートクチュールドレスなど、いずれもアレンの卓越したセンスが光る逸話です。さらに、2月に開催されたジョン・ガリアノによるメゾン マルジェラ アルチザナル コレクションでは、シェーファーが世界で初めてランウェイ外での着用という快挙を成し遂げています。
「繊細で可憐な美しさ」を纏う、シェーファーとプラダの共鳴
2023年末のVogue誌のインタビューで、シェーファーは「プラダが大好きなんです。核にあるのは、どこか頼りなげで繊細な美しさという感覚で、自分自身ともリンクする部分があると思います。プラダはトレンドを超越した芸術表現を目指しているように感じます」と語っています。
今回のジャポニズム風のスカウトスーツも、まさにシェーファーが語る「繊細で可憐な美しさ」を体現しています。シンプルでありながら洗練されたデザインは、流行に左右されることなく、着る人の個性を引き立てるプラダの真骨頂と言えるでしょう。今後のシェーファーとアレンのタッグによる、唯一無二のファッションにも注目が集まります。